経営者の敵???『痛風』について考える!

心と身体と会社を守るトータルヘルスコンサルタント
の髙橋礎(タカハシタク)です。
プリン体ゼロ!
↑こんな言葉に心動かされた“あなた”
もしかして、
『痛風』
でお悩みでしょうか?
今日は、そんなあなたに『痛風』について簡単に書いてみたいと思います。
痛風の改善と言えば?
『尿酸値』を下げましょう!
が鉄板のフレーズではないでしょうか?
健康診断の血液検査の結果でみるこんなやつですね↓
じゃあ!この尿酸値を下げる薬を飲みましょう!
それで解決!!!
なんてことには本当はならないんですよね・・・・
まずは尿酸についての説明を簡単に。
尿酸は細胞内にある『核』の中にある塩基(DNA・RNAを構成するもの)の一部から作られるもの。
あなたの身体の中の『細胞』は常に
新陳代謝
を繰り返しているはずです。
新陳代謝とは、
古いものが新しいものに次々に入れ替わること。
それは、細胞自体の入れ替わりを意味することであり、
つまり、古い細胞を壊すことになり
壊れた細胞の核(核酸)の中の塩基のプリン塩基(アデニン・グアニン)が尿酸に変わる
という流れになります。
では尿酸の働きとは?
痛風の原因である『尿酸』ですが、じつは
抗酸化物質(活性酸素を取りのぞき、酸化の働きを抑える物質)
でもあります。
『尿酸』が血中を通って、最終的に『尿』や『便』として排出される訳です!
では、冒頭の尿酸値を下げるお薬のお話ですが、
尿酸=抗酸化物質
そんな尿酸をお薬で作らないようにすると言うことは
血管内の病気に繋がる可能性が出てくると言えるのではないでしょうか?
では、どうしたら『痛風』の改善になるの?ってことになりますが、
痛風とは、簡単に説明すると
尿酸が“誤って”関節包内に入り込み、
その誤って侵入した尿酸をは白血球の一種である『好中球』が攻撃(貪食)することによって起こる『炎症』であります。
この『誤って入り込んだ!』ことが問題であり、
これは、
栄養不足から尿酸の進路を誘導するシグナルが働かなかったことが原因であります!
(このシグナルの主な成分が酵素であります。酵素の材料はタンパク質、それに補酵素としてビタミン・ミネラルが必要です)
結論として、『痛風』の対策として
栄養摂取が大切!
というシンプルな答えに行き着くことになります。
実際、
『尿酸値』が高くても痛風にならない方もいらっしゃいますし、
逆に、『尿酸値』が低くても痛風になる方もいらっしゃいます。
そう考えると、
プリン体ゼロの食品を摂取しちゃいけない!
ことも特にないですし、先程述べたように『尿酸』は“抗酸化物質”であります。
運動をバリバリ行う方は、細胞を破壊することも多いわけでして、そうなると『尿酸値』もそもそも上がると思うのですが、
スポーツ選手が『痛風』で悩んでいる!なんて聞いたことないですしね。
さらに言えば、肉でも野菜でも『細胞』がありその中には『核』が存在していて、もちろん尿酸の材料である塩基の一部の『アデニン・グアニン』も存在するわけでして・・・
そうなると、プリン体ゼロを摂取なんてあまり意味をなすものではなくなりますよね!
なんか『核酸』を摂取しましょう!なんてサプリメントが出回っていますが、
『核酸』は先程のべたように、肉でも魚でも野菜でも存在するわけですからプラスで摂取しよう!なんて考えがナンセンスです。
とりあえず、今日のまとめ
痛風予防には、しっかりとした栄養摂取!
尿酸は悪者ではなく抗酸化物質!
プリン体ゼロを摂取しても、元々食べ物には尿酸の材料が含まれているので、あまり意味はない!
↑こんな感じですかね。
今日はこれくらいで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!