ICM(Ideal Company Method)導入の流れ
理想の職場へのアプローチ
ICM(Ideal Company Method)
の実施の流れについて説明いたします。
その前に
理想の職場とは・・・
- 職場における存在感(肯定感、自信)が高い
- 職場における不安感(ストレス、不安)が低い
の2つの特徴をもっています。
以上のことから、対象となる従業員全員に
存在感
不安感
それぞれに関する23問のアンケートを実施いたします。
アンケートを実施することで、従業員の方々の状態をアセスメントし、その結果から理想の職場への足がかり(気づき)を得ることができます。
アンケート結果から作成されたプロット図の例はこちら↓
*このプロット図から理想の職場への気づきを得ます。
上の図のように
個人の状態は4つのタイプに分けられます。
詳細はこちら↓
満足群(存在感高い↑ 不安感低い↓)の方の特徴は、
仕事に誇りを持ち、意欲的で『もっと成長したい!』という気持ちを持っています。
承認群(存在感低い↓ 不安感低い↓)の方の特徴は、
自分に自信が持てず、元気がない状態で『認めてほしい!』という気持ちを持っています。
配慮群(存在感高い↑ 不安感高い↑)の方の特徴は、
人とうまく噛み合わず、嫌な思いを抱えていて『分かってほしい!』という気持ちをもっています。
成長群(存在感低い↓ 不安感高い↑)の方の特徴は、
環境に適応できておらず、辛いという思いを抱えていて『助けてほしい! 話を聞いてほしい!』という切なる気持ちをもっています。
そして、その職場において個人がプロット図においてどのように分布されているかによって、タイプ分けされます。
職場のタイプは5つに分けられます。
職場タイプの詳細はこちら↓
それぞれのタイプを説明していきましょう。
アイディールタイプ(TypeーA)の職場は、
- お互いを認め合う雰囲気
- 主体的にイキイキと活動
- 職場のルールを尊重
という特徴があります。
*理想の職場作りはこのアイディールタイプを目指してアプローチしていきます!
パフォーマンスタイプ(Type- P)の職場は、
- 職場のルールは確立
- 従業員の意欲に差あり
- 上下関係はっきり
という特徴があります。
フレンドリータイプ(Type-F)の職場は、
- コミュニケーション活発
- 職場ルール定着していない
- 浮いていると感じる従業員の存在
という特徴があります。
ムーブメントタイプ(Type-M)の職場は、
- 職場ムードが2極化
- 職場ルール定着していない
- 辛い思いをしている従業員がいる可能性
という特徴があります。
最後に、
インプルーバブルタイプ(Type-I)の職場は、
- 職場に渦巻く不満
- 生産性、能率低下
- ハラスメント
- モラルハザード
という特徴があります。
以上のように、ICM(Ideal Company Method)によって職場の現状を、的確に把握することが可能になります。
このアセスメント結果を分析し、職場・個人それぞれの状態に合わせた効果的な改善の手立てにより、
- 売上の増加
- 組織・チームのムード向上
- 離職者減少
などの目に見える効果を得ることができます。
ご理解頂けましたでしょうか?
私が行う『理想の職場へのアプローチ』は、
何か新しいスキルや、新しいシステムを用いて、不自然に職場を変えるものではありません。
現在、職場で働いている人々の中にある思いや希望、願いを最大限に引き出し、一人一人が既に持っている力が、正しく作用するように働きかけることで、
職場のパフォーマンスを向上させる!
ものであります。